桜庭が語ったあのヌルヌル事件の真相の全て!

2017/04/10
【激白】桜庭が語ったヌルヌル事件の真相の全て!
【ヌルヌル事件】
【ヌルヌル事件】
日本格闘技界の最大の汚点とも言われる
『秋山成勲』旧名チュ・ソンフン選手が
桜庭和志選手に行った伝説の反則!!
今見ても不自然で明らかに
変だよね!(◎_◎;)ジャッジなんで止めないの?
だいぶ昔だけど覚えてる人いるかな?
今の若い子は知らないかもだけど・・・
秋山選手も運営側もうやむやにしようとした
この反則事件を証明した動かぬ証拠がコレ!
衝撃の真相は次のページをご覧ください!!!!
桜庭和志が5年以上の沈黙を破って、
あの事件の事を語ってから、ほとんどのマスコミやファンブログは
全くと言って良い程、この話題には触れていません。
そもそもなぜ今頃になって桜庭は、
重い口を開く事になったのか。
それは詳しい事情を知らないファンが、いまだに桜庭に対する
イメージとして、“ヌルヌル”と捉えているからからなのです。
桜庭「…もうやめましょうよ」
― ニコノゲをですか?
桜庭「違う…ヌルヌルですよ」
― ヌルヌル?…あー!
桜庭「なんなんですか、あれは? (略)マジで『もうやめてくれよ』って感じで。
っていうか、ボクがヌルヌルなわけじゃないんですよ!(笑)」
― 知ってます! ヌルヌルさせられたほうですね。で、今日はその話にいっちゃいますか?
桜庭「もういいかげんにしてほしいので、今日は話す」
まず、ヌルヌルさせられた本人なのに、なぜヌルヌルさせた人間と同一線上に見られなきゃいけないんだ!!…的な部分。
今、あの試合を振り返っても、桜庭にはタックルの手応えがしっかり残っています。
桜庭「一発目のタックルは、感触として『まあ取れたかな』って感じで、低空で足首に入ったやつは『あれ?』って感じ。
あと何発目かの、もの凄く深く入ったタックルがあって『これ完璧取れた! 完璧取れたわ!』っていうのがスルッて抜けたから『あれ~?』って。
それでコレ(タイムのサイン)出したんですよ。『タイムタイム!』つって。1回、2回は『あれ?』ってなったけど、
ホントにその、3回目か4回目かの深くいったタックルは『これ、おかしいだろ!』って」
いくつもの歴戦の中で何度も決めて来たローシングルに関して、桜庭には絶対的な自信があった訳です。
とりあえずタイムの意思表示をしましたが、試合の中で興奮状態にある桜庭が、はっきりと確証を掴むには時間が無さ過ぎます。
桜庭「いや、まずね、試合前から『過去に何回かやってる(=オイルを塗ってる)らしい』って話も聞いてたんで『え?』と思いましたけども、
試合をしまして、試合中と試合が終わった時点ではボクはまだ正解がわかってなかった。『これ、本当に何か塗ってたのか?』と」
― そういう噂を聞いていたけども、まだ断定はしていない。
桜庭「そう。ただ、彼の体を触ったときの手の感触だとかは間違いなくヘンな感じだったので
『ちょっとおかしいんじゃないか?』っていう『?』マークがついていた状態。だから、まだ100%じゃなかったんですよ。
『え?』『え?』ってなっていて、でも7割8割、9割ぐらい『おかしいな、やってるよな…』っていう」
それでも異常な感触に黙っている訳にはいきません。桜庭は勇気を持って声を出しましたが、
ジャッジ、レフェリー共に返って来た対応は、桜庭の闘志を萎えさせて余りあるものでした。
桜庭「その前にもボクの蹴りが向こうの金的に当たったかなんかで、いったん試合がストップしたじゃないですか?
あそこでボクがニュートラルコーナーに待機してるときにも、リングサイドにジャッジがいたので『ちょっとおかしいですよ』って声をかけたんですよ。
そうしたら、そのジャッジの人が『わかった、わかった』って言ったんで、なんか調べてくれんだろうなと思ってたら、そのまま試合再開で」
― そこで特に対応はしてくれなかったと。いままで経験したことのない感触だったんですか?
桜庭「昔、練習中に頭に整髪料を付けたまんまの人とスパーをやったことがあったんですけど、
汗をかいていくうちにもう整髪料を付けてるだけでも相当滑るんですよ。で、あの試合のときはその何倍もの滑り具合だったんで、さすがにおかしいだろうと。
その確認をするために、ゴングが鳴ったあとにレフェリーに聞いたんですよ。そうしたらレフェリーが向こうの上半身を軽く触って『問題ありません』と。
『ええー?』と思ってボクとセコンドのシモさん(親友でセコンドの下柳剛投手)が『いや、おかしいから!』って
コーナーで文句を言ってたら『それ以上、なんか言ってると反則を取るか、失格にしますよ』みたいなことを言われたんですよ。
だから『こっちが失格かよ…!?』とか思いながら渋々引き揚げたんですよね」
セコンドによる異議申し立ても聞き入れられないリング。実はこれ当時も書きましたが、単純にセコンドの人選ミスだと思います。
きちんとした抗議が出来る人物なら、違った結末を迎えていたのかも知れません。
試合が終わった後、桜庭は自分の手の匂いを嗅いで、彼が行った行為の確信を得ました。
桜庭「彼が塗っていたものが、常夏のような香りがするオイルというか、ローションだったので、ボクの手が凄く甘い匂いがしたんですよ。
南国に行ったときとか、海に行ったときのオイルの匂い」
― それはいつ匂ったんですか?
桜庭「試合中は興奮してるからアレですけど、試合が終わって(控え室に)引き揚げてから手の匂いを嗅いだら甘いんですよ。
それで、こっちのセコンドだかスタッフの誰かが言ってたんですけど『リングの上が凄い甘い匂いがした』って。
ボク自身は試合中は興奮してるからわかんなかった。(略)でもそれで『やっぱおかしいよな』と思って、
レフェリー陣の人たちに『ちょっとボクの手の匂いを嗅いでみてください』と」
― それはどこで聞いたんですか?
桜庭「引き揚げたあと、ボクが裏で興奮してギャーギャー言ってるから『とりあえず(控室とは)別室で待っててくれ』って言われて、
ちょうどその別の部屋に向かう途中にたまたまレフェリー陣の人たちがいるミーティングルームみたいなのがあったので、そこで」
怒りの勢いそのままに、ここぞとばかり桜庭は詰め寄ります。
桜庭「レフェリーとかジャッジの人たちがバーッといたんで『ちょっとボクの手の匂い、おかしくないですか?
たぶん向こうはなんか塗ってますよ。ちょっとこれ、おかしいですよ』って話して。『ボク、これはもう絶対に言いますからね』つって。
そこでレフェリーの人2~3人に『ボクの手の匂いを嗅いでください、ほら!』って手を出して言ったんですよ。
そうしたら、まず最初の人がちょっと嗅いで『うーん、ボクは鼻が悪いんでわかりません』つったんですよ」
― 鼻が悪いので匂わないと?
桜庭「そう。『え?』と思って、次にその隣の人に嗅がせたんですよ。そうしたら、その人も『ボクも鼻が悪いんですよねえ』って言うんですよ!
『ええっ! ちょっと待って!』と思って、もう1人にも聞いてみたら、その人も『鼻が悪いんで…』って」
― 3人連続で鼻が悪い!? なんですかね、それは。
桜庭「『なんでみんながみんな鼻が悪いのかな…』と思いながら『あれー?』って感じで」…。
FEGの審判規定に『鼻炎或いは花粉症の持ち主のみレフェリーとして認められる』みたいなものがあったのでしょうか。これ一体何なんでしょうね?
桜庭「『なんでなんで?』って。それから主催者側の上の人だったかな? 誰かが来るのを待ってたんですね。
そこでボクは興奮しながら、とりあえず一服したんですよ。タバコを一本吸ったんです。(略)
そうしたら、そこで主催者側の人から『とりあえず早くアイシングしないと』とかなんとか言われたんですよ。
『いやいや、そんなことより、あれおかしいですよね? ボクの手の匂いを嗅いでくださいよ』つって嗅いでもらったら
『んー、タバコの匂いしかしないけどな』って。そこでも『ええー?』って思って(笑)。だって、ボクが自分で嗅いでみても甘いんですよ?
そのときの記憶としては『不思議だな。みんながみんな、なんで甘い匂いがしないんだろう…?』って」
― アイシングを忘れるほど興奮していたんですね。
桜庭「っていうか、ヴァンダレイ(・シウバ)のパンチとか(ヒカルド・)アローナのヒザ蹴りに比べたら、全然効いてねえもん(笑)。
あの試合で、人を倒すってレベルのパンチはもらってないですから」
顔の腫れやすい肌質の桜庭ですが、この試合では見た目の印象とは全く違い、彼のパウンドについてはノーダメージだったと。
その証拠に試合中も終了のゴング直後も、桜庭は必死に抗議し続けていた訳ですから。頭部にダメージあったら、あれ程怒れないでしょう? 普通に。
ノーダメージのまま試合をストップされてしまった桜庭和志が、レフェリー陣の不可解な対応に業を煮やしているところに、
FEGのトップ2がやって来ました。しかし二人の表情には桜庭に対する労いの欠片もありません。もちろん桜庭の怒りを理解する気さえもなかったのです。
桜庭「あとから控え室に谷川(貞治)さんと柳沢(忠之)さんも来たのかな? なんか困ったような顔をしてましたね。
それでこっちは怒り頂点でもないけど、とにかく興奮してるから、
ぐだぐだぐだぐだ、シャワーも浴びずに『おかしいよな、これ!?』ってずっと話してて。(略)
そこにイベントが終わってあと片付けしてる、サブレフェリーだかジャッジなのかわからないですけど、レフェリーの格好してる若い子が1人いたんですよ。
それで、もう最っ後の最後に、帰り際にその子に『お疲れ様でした。最後にひとつ聞いていいですか?
ボクの手の匂いはどういう匂いがしますか? 甘い匂いがしないですか?』って聞いたんですよ。
で、その子がボクの手の匂いを嗅いで『これは誰にも言わないでください。甘い匂いがします』って言ったんですよ」
― 匂うと。その「誰にも言わないでください」っていうのは、なんでですかね?
桜庭「わかんない。(略)で、試合の契約で『異議等があれば文書で申し立てしてください』
みたいのがあったんで『俺、絶対にそれやる』って言って会場を出ました」
帰り際、文字通り最っ後の最後に、桜庭はたった一人だけ身内以外の理解者を見つけました。
そこで異議申し立ての決心をした事で、この事件が闇に葬られる事を免れたのです。
桜庭がマネージャーを介して正式に抗議を始めた直後から、事態は風雲急を告げます。
桜庭「で、その2~3日後か、もうちょっと、4~5日後かな?
結局その、試合当日に向こうサイドの控え室にいたテレビのスタッフが『なんか不思議だな』と思ってカメラを回していたVTRが残ってたと」
― 試合前に秋山選手がスキンローションを塗っていた映像ですよね。
桜庭「ええ。それで『やっぱりおかしかった。こんなVTRが出てきたから』つって、
ボクとマネージャーと谷川さん、あとジャッジの人だったかな? みんなで集まってその映像を観たんですけど。(略)で、
モロにひとつの容器の3分の2以上、丸々1本まではいかないぐらいの量のオイルを全身に塗ってるVTRを観させられて。
『ああ、やっぱりそうだったんだ…』って。もう塗ったくってて、自分の身体があまりにも滑りすぎるから、
足の裏だけマットとかでぬぐってたりしてましたね。
で、身体が真っ白になるぐらいバーッて。で、カメラの人に向かって『ボク、乾燥肌なんですよ』つってて」
― カメラマンの「それはなんですか?」みたいな声もバッチリ入ってるんですか?
桜庭「入ってましたね。『何をしてるんですか?』『あ、ボク乾燥肌なんですよ』って言いながら、
若手っぽいのが2人して一生懸命、丸々一本ぐらいのヤツをベッラーッて身体に塗ってました。
(略)普通、乾燥肌対策とかで説明書きに書いてあるのは『500円玉ぐらいの量で』とかで、それを薄く伸ばして塗るじゃないですか?
それがほとんど1本ぐらい使ってる勢いだったんですよ。『凄いな、これ絶対乾燥肌じゃねえだろ!』って。
違う目的があるとしか思えないぐらい塗ってたんで、そこでもう『ああ、やっぱり塗ってたんだ』って思ったんですよ」
― そのVTRが存在していて救われましたよね。それはFEGサイドから「映像が出てきた」っていう連絡があったんですよね?
桜庭「いや、違うルートから『あるみたいですよ』みたいな情報が先にこっちに入ったような…どうだったっけな?
ああ、こっちサイドのほうが早く情報を入れたと思います。
それでボクのマネージャーのほうからFEGに『映像があるらしいじゃないですか』みたいな流れで」
― あ、そうなんですか? そこ、重要なポイントですよね。
桜庭「どういう意味?」
― いやFEGが率先して「証拠が出てきたので観よう」というのと、
桜庭さんサイドから「証拠があるらしいじゃないですか」とツッコミを入れてから観たというのとでは、だいぶ状況が違ってきますよね。
桜庭「あ、マジで? それはどうなんだろう、よくわかんない。
で、結局それがバレたもんだから、関係者づてに本人から『謝りたい』という話があったんですよ。
でも過去に何度もやってるし、それはホントに万引きおばさんじゃないんだから…。
よくテレビでやってる、現場を見つかって『警察に連絡するぞ』『ごめんなさい、ごめんなさい。もう一生しません』
って言ってる万引きおばさんみたいに感じられたんで、まあそれはもう申し訳ないけど、
もし本当に謝る気持ちがあったとしても、こっちは信じられないので『別に謝りに来なくていいです』
って話になったんです。そんなとこですよ」
― これ、6年も前の話ですけど、こうして桜庭さん本人の口から語られると生々しいですね。
桜庭「まあ、ね…。それで、なんでこれまでボクがこのことを表で言わなかったかっていうとね、
だって聞く人聞く人みんなが鼻が悪くてですよ、ぶっちゃけ、
感覚としてはもう『俺、周り全体から潰されそうになってるのかな…』という感じを受けていたんです」
当然の事ながら彼の“犯行現場”は映像として押さえられ、必然的にその映像は桜庭サイドに届いてきました。
しかし彼は自らを“乾燥肌”の“多汗症”と形容する事で、スキンローション=ヌルヌルの素を正当化しようと試みたのです。
さらに中立な立場であるはずのFEG側からは煮え切らない対応。
桜庭は意を決して飛び込んだ新転地において、尋常じゃない位の孤立感を感じていました。
― しかしこれ、つくづく映像が残ってなかったら怖かったですよね。
桜庭「そうなったら、ボクもバカじゃないですか? ボク自身がただのバカみたいになるし…そうですよね、
それは確かに怖かった。だから試合後の4~5日の間、『これ、どうすればいいんだろう?』ってずっと悩んでました。
どんなに訴えたところで証拠がないんだから」
― 最初、秋山選手本人は「多汗症なんだ」って言ってたんですよね。
一夜明け会見で「もともと汗をかく量が多いから、触ってみてください」みたいな。
そう言い張られたてたら、映像がなかったらアウトでしたよ。
桜庭「あの映像は神様ですね。神様ってこともないか(笑)」
― 試合後、桜庭さんが表向きは「負けならしょうがねえ」みたいなスタンスで、
裏で「なんだよ滑らせやがって」みたいに愚痴っておしまいにしていたら、明るみになることはなかったわけですよね。
まさに間一髪。もしも桜庭の声がどこにも届かず、映像の存在すらもみ消されていたなら、恐らく…桜庭はそこで終わっていたでしょう。
そこから桜庭とFEGの関係は、非常に歪なものとなってしまいました。
桜庭「こっちがあんだけ騒いだらそうなるのかなって感じはありましたけどね。
だから逆に『こんだけ騒いでやれば世間もマスコミとかも来るから、ただじゃ済ませないぞ』
状態の怒りはありましたね。ちょっとボクも冷静じゃなかったです」
― 本来、お騒がせしたりするのが苦手じゃないですか。
桜庭「でも、あれだけは許せないことだったから」
― しょうがねえよ、徹底的にいくと。
桜庭「徹底的にやる。試合当日、興奮しながらですけど『もう絶対やりますからね』ばっか言ってた記憶ありますね。
『絶対おかしいもん』つって。そうしたら、みんな困ったような顔するから『うやむやにしようとしてんだな』っていうのを感じました」
― 桜庭さんとしては、そこで困った顔をされる意味がわからないですよね。
桜庭「そうそう。そこで『わかった。じゃあ“ダメなもんはダメだ”って対応するわ』って毅然としてくれていたら、
こっちもちょっとは安心するんでしょうけど、困った顔をされたから。『なんだこれ…』って。やっぱ態度でそう感じるじゃないですか」
それでも桜庭はHERO’Sに上がり続け、彼もまた、形ばかりの“無期限出場停止処分”を経て、
HERO’Sに帰って来ました。そしてPRIDE崩壊を経てDREAMへ。ただし二人が同じリングに揃い踏みする事は二度とありませんでした。
― 例えば谷川さんあたりから「サクちゃん、これは再戦やろうよ」みたいな提案はなかったですか?
桜庭「それはなかったと思います。ボクがもう完全に拒否してましたから。
『彼は万引きおばさんでしょ? スーパーにいたら万引きするじゃん』って。
『同じイベントの、同じ空間にいたくない』『一緒だと思われるのがイヤなんで』って言いました。(略)
もうボクはビデオを観る前後ぐらいから『ボクはもう彼とは一生絡みたくないので、同じ空間に立たすのはやめてください』
って感じのことは伝えてましたから。
ボクはそれまで一生懸命やってきたのに、それを反則しながら勝ちましたって…。
万引きおばさんじゃないけども、初犯じゃないわけじゃないですか?
『過去に何度もやって繰り返してる人』ってことで柔道界でも有名な話で、そういう人と一緒に仕事はしたくない。
『出したきゃ試合は組んでもらってもかまわないけども、ボクを出したいときは彼を出さないで。
彼が出るときはボクは出ないから』みたいな感じで言った記憶があります」
どうでしたか。これが今まで語るのを避けて来た、桜庭側からのヌルヌル事件の真相です。
それにしても、これらの言葉の数々を読んだ上で、PRIDE最後の日の桜庭の涙を思い返すと何とも言えない気持ちになってしまいますね。
FEGの体質とインタビュー後の日本格闘技界の反応については、青木真也インタビューでも語られています。
青木「まあでも、このあいだのサクさん(桜庭和志)のインタビューはホントおもしろかったけどね」
― ああ、ヌルヌル事件のヤツですか? あれ、選手とか関係者は誰も感想を言ってくれないんですよ。
青木「え、なんでですか?」
― いや、だから「なんで?」と思って。「これ、なんかヤバかったのかなあ?」みたいな。
青木「まあ、あれはFEGが潰れたからこそ出てきた話じゃないですか?
サクさんがけっこうなカネを貰えなかったのは悲劇だけど、あれを言えたって時点でちょっとよかったかなと思いましたね」
― ああ。
青木「という解釈と、FEGとかってね、
やっぱりああやってあらゆることにフタをしていくスタイルでしょ? だからああなるのもわかるよね」
日本総合格闘技界の大黒柱という役割を、桜庭から引き継ごうとしていた青木だけに、FEGに対する恨みにも似た感情は、並々ならぬものがあるのでしょう。
それにしてもこのインタビュー、桜庭にとってPRIDE離脱後の6年間は何だったのか。それを考えさせられる内容でした。
本当に多くの方に尊敬される素晴らしい格闘家である桜庭。
プロ意識とフェアプレーの精神を持った選手が馬鹿を見るようなことはあってはなりませんね。